2025年5月16日



■ はじめに



2025年5月16日、堺市内で開催したケアマネ向けセミナーで、多くの質問及び意見交換を行わせて頂きました。


会場は、毎月開催の無料相談会と同会場、


「ライフハーモニー介護スクール様」の会場を使用させて頂きました。




この記事では、現場のリアルな疑問とそれに対する実務的な答えを、終活支援の視点、ケアマネ支店から分かりやすく解説します。



■ Q1. 緊急搬送時にケアマネは同乗するの?(ケアマネジャーへの質問)


A:原則として同乗はしません。
介護保険制度上、ケアマネは「調整役」であり、医療搬送の責任は担いません。
ただし、利用者が“おひとりさま”で搬送先に連絡できる家族がいない場合、緊急連絡先として行政や支援団体に連携が求められるケースも。


→ 【なごみ終活】では、見守り・緊急時対応のサポート体制あり



■ Q2. 死亡届は誰が出せる?「親族の範囲」とは?


A:配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹が原則。
民法では「三親等内の親族」が一般的な範囲とされ、実務上は同居人や後見人が提出することもあります。


ただし、正確性が求められるため、書類の不備や提出者の資格が問われることも。


※孤独死などで身元が不明だったり、身寄りがないと思われる場合、警察は最大で6親等(六親等内の血族および配偶者の三親等内の姻族)までを調査・照会して、連絡先となる親族を探します


→ 【なごみ終活】では、死後事務委任契約により提出代行まで可能です。



■ Q3. おひとりさまにどうアプローチすればいい?


A:不安や孤立感に寄り添う“きっかけ”づくりが重要です。
• 「保証人がいなくて施設に入れない」
• 「自分の死後の手続きが不安」
といった不安を“見える化”してあげることで、自発的な相談に繋がります。


→ 無料チェックシートや「エンディングノート勉強会」は有効。



■ Q4. 介護相談や申請が来たらケアマネに繋ぐ?


A:原則はケアマネへ。ただし“誰に聞けばいいか分からない”層への橋渡しが重要。
「まだ要介護認定前」「身寄りなし」など、制度の谷間にいる高齢者にとって、最初の相談相手が“終活窓口”であることも増えています。


→ なごみ終活では、社協・ケアマネ・行政と連携し、橋渡し役も担っています。



■ まとめ|堺市の高齢者支援は“支える輪”がカギ


今回のセミナーを通じて、現場で日々支えているケアマネの皆様が感じるリアルな課題を共有いただけたことは大きな一歩でした。
制度ではカバーしきれない部分を、地域と民間がどう支えるか――。
「おひとりさまでも安心して生き切れる社会」をつくるために、なごみ終活はこれからも支援を続けます。


今回参加頂きましたケアマネの皆様には感謝を込めてプリンを提供させて頂きました。