2025年9月17日


堺市の一般社団法人さかい介護施設連携促進協会主催、「さかそポッドキャスト」にて、医療法人一亀会 松山クリニック 医療・介護相談室 室長からインタビューを受けました。ゲスト質問者には和泉市でご活躍のケアマネジャーにも参加されました。



テーマは、今まさに社会的課題となっている 「身寄りのない方の支援」 について。


地域のケアマネジャーや医療従事者、そして「おひとり様」ご本人やご家族にとって、非常に関心の高い内容となりました。


インタビューで取り上げられた主な質問


室長からは、現場のリアルな課題に即した以下の質問をいただきました。


1.入退院の手続き
身寄りのない方が入退院する際、ケアマネジャーに問い合わせが来ることが多いが、ケアマネの職務範囲外の為、対応しないがどうすれば良い?


2.亡くなった際の対応
入院先でお亡くなりになった場合、退院手続き・費用支払い・葬儀などはどう進めているのか?引き取り手がいないケースはどうすれば良い?


3.行政との関わり
行政への申請や処理はどのように進めているのか?


4.賃貸住宅の解約や片付け
家財整理や賃貸解約は誰がどのように担っているのか?


5.意思決定支援
医療や介護の現場で、本人が意思表示できない時、どのような支援体制を取っているのか?


なごみ終活としての回答・取り組み


今回のインタビューでは、私たち「なごみ終活サポート」として、以下のような現場での対応や課題意識を共有しました。


• 入退院サポートと身元保証
身寄りがない方にとって、入退院の保証人問題は最も深刻です。私たちは「身元保証契約」を通じて病院や施設での安心入院を支えています。


• 死後事務委任の実務
ご逝去後は、退院・支払い・葬儀・納骨・遺品整理といった一連の死後事務を、契約に基づき速やかに実施します。行政手続きも含め、残されたトラブルを最小化するのが役割です。


• 行政との連携
行政は生活保護や葬祭扶助の枠で動くことが多いですが、民間の私たちが担うことで、制度の「隙間」を補完できます。


• 賃貸解約や遺品整理
不動産会社や専門業者と連携し、スムーズな原状回復・片付けを実施。ご本人の尊厳を守るかたちで整理を進めています。


• 意思決定支援
認知症や判断力低下の方には「後見人制度紹介」や「エンディングノート(指示書)」を活用し、ご本人の意思を尊重できる体制づくりを提案しています。


まとめ


今回のインタビューを通じて、地域の医療・介護現場と「なごみ終活」との連携の必要性を改めて確認できました。
身寄りのない方への支援は、これから堺市だけでなく全国的に大きなテーマとなっていきます。


今回の収録は来月に配信予定です。


「誰にも迷惑をかけず、最後まで安心して生きたい」――そんな願いを叶えるために、私たちは 身元保証・死後事務・任意後見・デジタル終活 を一体的に支援してまいります。


📌 さかそポッドキャストでの配信もぜひチェックしてみてください。
📌 毎週水曜日、堺市福祉会館にて「無料終活相談窓口」を開設中です。お気軽にご相談ください。