終活サービスを利用した未来と、利用しなかった未来。
2025年12月24日

――実例から見える「数年後の違い」
「終活はまだ早い気がする」
「今は元気なので、困ってからでいいかな」
終活相談をしていると、
多くの方が最初にこう言われます。
しかし実際には、
終活サービスを利用したかどうかで、
数年後の現実は大きく変わります。
今回は、
実際の相談現場、葬儀社での現場経験、
そして京都市・堺市での具体事例をもとに、
2つの未来を比べてみます。
【実際の相談事例①】
相談者の状況
- 70代前後
- 配偶者・子どもなし
- 家族は兄のみ、甥・姪
- 現在は元気で、日常生活に問題なし
これは特別な人の話ではなく、
京都市・堺市でもよくあるケースです。
◆終活サービスを利用しなかった場合
突然の入院や判断能力の低下により、
周囲が慌てて対応することになります。
- 病院や施設から保証人を求められる
- 成年後見や行政手続きの話が現実問題として出てくる
本人の希望は分からないまま、
物事が進んでしまいます。
結果として、
家族の間で意見が分かれ、トラブルに発展する可能性もあります。
◆終活サービスを利用した場合
突然の入院時でも、
保証人や連絡先が整理されているため、
慌てることなく対応できます。
さらに将来、判断能力が落ちたとしても、
自分の意思が事前に整理されているため、
- 医療や生活に関する判断
- 人生の最終的な選択
を、他人任せにせずに済みます。
また、
自分の考えを理解している後見人(任意後見人)を頼むことも可能です。
【実際の相談事例②】
「娘はいるけど、頼れなかった」単身高齢女性のケース
相談者の状況
- 堺市在住
- 80代前半・女性
- 配偶者と死別
- 娘が1人(60代・県外在住)
- 関係は悪くないが、頻繁な連絡はなし
◆終活サービスを利用しなかった場合
突然の入院や判断能力の低下により、
病院から保証人を求められ、
県外に住む娘に急な連絡が入ります。
娘は、
仕事や家庭を調整しながら対応せざるを得ません。
- 本人の意思が分からない
- どこまで治療を望んでいたのか分からない
- 葬儀やその後のことも決められていない
結果として、
「本人の希望が分からないまま」物事が進みます。
娘は「親だから仕方ない」と動きながらも、
負担と迷いを一人で抱え続けます。
その積み重ねが、
家族間のストレスやトラブルに発展する可能性もあります。
◆終活サービスを利用した場合
突然の入院時でも、
保証人や連絡先が整理されているため、
慌てることなく対応できます。
- 娘を無理に呼び出さなくて済む
- 役割や連絡の流れが明確
さらに将来、判断能力が落ちたとしても、
- どんな医療を望むのか
- どこまで自分で決めたいのか
といった本人の意思が整理されています。
人生の最終判断を、
その場の家族判断や他人任せにせずに済みます。
また、
自分の考えを理解している後見人(任意後見人)を頼むことも可能です。
【葬儀社で見てきた現実】
葬儀社での現場経験から、
年齢に関係なく、突然亡くなる方を何人も見てきました。(8割以上遺言書なし)
そのたびに、
残された家族が
「何も聞いていなかった」
と苦労されていました。
葬儀の打合せ中に、家族同士で感情が爆発し、
家族関係が深刻に壊れてしまう場面も見てきました。
困るのは、亡くなった本人ではありません。
残された家族です。
【実際の現場事例】
甥っ子に迷惑をかけたくなかった方
70代後半。
家族は高齢の兄と甥っ子のみ。
「順番からいくと、兄が先に亡くなる」
「その後、自分の面倒を甥っ子に押し付けたくない」
そう考え続けてこられました。
契約後に出た言葉は、
「正直、解放された気がします」と言って頂きました。
それは死の準備ではなく、
自分のことを自分で決められたという安心感でした。
【終活は、誰かを縛らないための準備】
終活は、
家族に頼るためのものではありません。
家族を縛らず、関係を壊さないための準備です。
【まとめ】
終活は、不安を増やすものではありません。
不安を減らすためのものです。
未来を変えるのは、
今の小さな判断です。
※本記事の事例は、実際の相談・現場経験をもとに、個人が特定されない形で再構成しています。
「株式会社なごみ終活サポートは、2025年6月より堺市総合福祉会館にて、地域住民向けの無料終活相談を“定期・継続的に”実施している民間支援事業者です。」





