親が急に倒れたら？堺市でまずやるべき3つのこと

ある日突然、親が倒れたら——あなたは冷静に動けますか？

「え？お母さんが倒れたって…？」
ある日、突然かかってくる病院からの電話。
多くの人が、親の異変を“いつかの話”だと思いながら、何の準備もないままその日を迎えます。

病院に駆けつける。説明を受ける。手続きが必要になる。
そして次に訪れるのは、「何をすればいいか分からない」という現実です。

今回は、そんなとき堺市で最初にやるべき【3つの行動】をまとめました。

1. 入院・医療費の確認と「高額療養費制度」の手続き

突然の入院では、まず医療費の確認が必要です。
堺市では、健康保険証を持っていれば「高額療養費制度」により、自己負担額に上限があります。

【チェックすべきこと】
・保険証の有無
・限度額認定証（事前取得で窓口負担軽減）
・医療ソーシャルワーカー（MSW）への相談

入院先の病院に「限度額認定証の申請をしたい」と伝えるのが最初の一歩です。

2. ケアマネジャー・地域包括支援センターに相談する

退院後、家での介護が必要になるケースは少なくありません。
でも、介護保険の申請や介護サービスの手配はすぐにはできません。

そんなときは、まず堺市内の「地域包括支援センター」か「ケアプランセンター」に連絡しましょう。
堺市には各区に数十ヶ所のセンターが設置されており、相談は無料です。

【例：堺区・北区・西区などにはそれぞれ60〜90ヶ所以上あり】

「介護保険の申請をしたい」「どこに相談すればいいか分からない」と言えばOKです。

3. 家族や兄弟と「これから」の話をする

意外と見落とされがちなのが、家族との情報共有と役割分担です。
・入院中の付き添い
・費用の負担
・介護の当番や今後の同居の可能性
・認知症や延命措置に関する本人の意思確認

こうした話は「元気なうちに」と言われますが、いざという時に話すこともまた大切です。
不安な方は、第三者（終活支援専門家など）を間に入れて話すのも一つの方法です。