投稿者: nagomiadmin

  • 【活動報告】2025年6月から大阪府堺市 福祉会館にて「終活無料相談所」を開設いたします|身元保証や死後事務などのお悩みに

    【活動報告】2025年6月から大阪府堺市 福祉会館にて「終活無料相談所」を開設いたします|身元保証や死後事務などのお悩みに

    地域の皆さまに新たにご案内できる取り組みとして、大阪府堺市福祉会館にてスタートする「終活無料相談所」についてお知らせいたします。

    ✅ 終活のお悩み、誰に相談すればいいのかわからない方へ


    「親のこと、自分のこと、そろそろ考えないといけない気はするけど…」
    「でも、誰に何を相談すればいいのかわからない」
    そんな声を、私たちはこれまでにたくさん耳にしてきました。

    とくに最近ご相談が多いのが、

    おひとりさまの身元保証に関する不安

    認知症や突然の入院に備えた任意後見や死後事務

    デジタル時代に対応したパスワード・スマホの管理

    相続や遺言など、将来トラブルにならないための事前準備

    こうした「誰かに聞きたいけど、家族にも言いにくい」内容こそ、じっくり丁寧にお話を伺うことが必要です。

    📍 大阪府堺市福祉会館にて、定期相談窓口を設置いたします


    私たちはこのたび、大阪府堺市堺区にある「堺市福祉会館」2階にて、どなたでも気軽に立ち寄れる終活無料相談所を開設する運びとなりました。

    ◆ 開催概要
    初回日時:2025年6月18日(水)

    以降 毎週水曜(予定)

    時間:13:00〜16:00(ご予約不要・出入り自由)

    場所:堺市福祉会館 2F フリースペース
     (堺市堺区南瓦町3-1/市役所すぐそば)

    ◆ 主催・協力
    主催:NPO法人ライフアクティブクラブ(LAC)

    協力:なごみ終活サポート

    📝 福祉会館内での掲出・案内について


    ご来館される方にも分かりやすいよう、

    2階受付にてチラシ・ポスターあり

    1階 社会福祉協議会(堺市社協)エリアにてチラシ配架(予定)

    会場にはのぼり設置予定。

    といった形で案内を整えております。

    👨‍👩‍👧‍👦 ご相談内容の一例


    終活のなかでも特にご相談が多いのが、「身元保証」に関するものです。

    「ひとり暮らしで、いざという時に誰に頼ればいいの?」
    「家族には迷惑をかけたくない」
    「施設入居や入院時、保証人が必要と言われたけど、いない…」

    こうしたお悩みに対し、私たちは
    ご本人の意思を尊重しながら、将来の備えを一緒に考える支援を行っています。

    当相談所では、身元保証だけでなく、

    任意後見制度

    死後事務委任契約

    エンディングノートの書き方

    相続・遺言の考え方(行政書士事務所スタッフ駐在)

    デジタル終活(パスワード・スマホ整理)

    など、幅広くご相談いただけます。

    🧾 勧誘・営業目的ではありませんのでご安心ください


    相談所はあくまで「中立的な情報提供の場」として運営されます。
    特定の契約を勧めたり、無理にサービスを販売したりすることは一切ありません。
    「とりあえず聞いてみたい」でも、もちろん大丈夫です。

    ✉ ご相談を希望される方へ


    ・予約は不要ですので、当日そのままお越しください
    ・もし事前に気になることがあれば、当ホームページまたはInstagramのDMからお気軽にどうぞ

    ✅ 地域とともに、安心して生きられる仕組みを


    終活は「死ぬための準備」ではありません。
    それはむしろ、「これからをより自分らしく生きるための選択肢を持つこと」です。

    堺市という地域のなかで、
    行政・社協・NPO・民間が力を合わせ、
    高齢者やおひとりさまを支える仕組みを、これからもつくっていきます。

    みなさまのご来場を、心よりお待ちしております。

    📍【終活無料相談所 in 堺市福祉会館】


    🗓 初回:2025年6月18日(水)
    🕐 13:00〜16:00
    🏢 場所:堺市福祉会館 2Fフリースペース

  • 相談件数No1 入院・施設入居に必要な「身元保証サービス」とは

    相談件数No1 入院・施設入居に必要な「身元保証サービス」とは

    知っていますか?

    入院や介護施設の入居には「身元保証」が必要です

    病院への入院や高齢者施設への入居の際、多くの場面で「身元保証人」の提出が求められます。

    これは、万が一のときに医療・介護の意思決定を代わりに行う人や、費用未払い時に対応する人が必要とされているためです。
    厚生労働省の「高齢者の住まいに関する実態調査(令和3年度)」によれば、有料老人ホームの約89%、特別養護老人ホームの約83%が、入居時に身元保証人を必要としていると回答しています。

    ※出典:厚生労働省「高齢者の住まいに関する実態調査」(令和3年度)
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189056.html

    では、どのような人が「身元保証」で悩むのでしょうか?

    ◆子どもがいない、または遠方に住んでいる

    ◆離婚や死別などで家族とのつながりが薄い

    ◆家族はいても頼みにくい関係性

    ◆終活を一人で進めている単身高齢者

    ◆兄弟姉妹が高齢で保証人として難しい

    こうした背景を持つ人にとって、「保証人をどうするか」は切実な問題です。

    そもそも「身元保証サービス」とは?

    身元保証サービスとは、病院や施設に入る際に必要とされる保証人や連帯保証人の役割を、第三者が契約によって代行するサービスです。

    具体的には、以下のようなサポートが含まれることが一般的です:

    ◆入退院・入退去の手続き支援

    ◆医療・介護関係者との連絡や意思確認

    ◆緊急時の対応、搬送の立会い

    ◆支払い能力の証明や費用精算の協力

    ◆万一の際の遺体引き取りや遺品整理対応

    これは単なる「書類の保証」ではなく、実際にその場に駆けつけ、関係者との間に立つ「代わりの家族」のような存在とも言えるものです。

    どんな場面で必要になるのか? 実際のケースを紹介

    身元保証が必要になる具体的な場面は多岐にわたります。以下はよくある例です。

    ◆ケース1:突然の入院
    持病の悪化で救急搬送され、医師から緊急手術をすすめられる。意思確認が難しい状況で、誰が手術に同意するのか?
    → 保証人がいなければ、医療行為が遅れるリスクがあります。

    ◆ケース2:有料老人ホームへの入居
    「身元保証人がいなければ入居はできません」と事前面談で告げられる。子どもがいない方にとっては、その場で断念することにもなりかねません。

    ◆ケース3:老後の一人暮らし中に死亡
    死後に発見されても、誰が遺体を引き取るのか? 部屋の荷物をどう片付けるのか? 地方に住む親族がすぐ対応できるとは限りません。

    ◆ケース4:高齢者の賃貸契約
    部屋を借りるときに「高齢者はトラブルが多い」と敬遠される。保証人がいれば安心材料になるが、それがいないと審査で落とされる可能性が高い。

    このように、「身元保証」は老後の暮らしのあらゆる局面で関係してきます。

    “頼れる人がいない”時代に必要な「しくみ」

    昔は「家族がなんとかしてくれる」社会でした。しかし今、家族の代わりに動いてくれる人がいないという前提で備える必要があります。

    だからこそ、制度としての「身元保証サービス」が注目されているのです。

    大切なのは、「何かあってから考える」のではなく、自分が元気なうちに信頼できる保証体制をつくっておくこと。そうすれば、医療も介護も、自分の望む選択肢の中から選べる余裕が生まれます。

    孤独にならないために、そして自分らしい最期を迎えるために。
    「身元保証」というキーワードを、ぜひ今のうちから心に留めておきましょう。

  • 【活動報告】堺市西区・水ノ上議員へのプレゼンを実施|“本気の終活支援”に、政治の現場からもご共感頂きました

    【活動報告】堺市西区・水ノ上議員へのプレゼンを実施|“本気の終活支援”に、政治の現場からもご共感頂きました

    ■ 終活サービスで社会課題解決へ

    堺市西区・水ノ上議員へプレゼン実施

    2025年5月、私たち「なごみ終活サポート」は、堺市西区選出の水ノ上成彰 議員に対し、堺市における“おひとり様高齢者支援”の現状と、民間による終活支援の必要性について、プレゼンテーションを行いました。

    議員として20年以上にわたり、地域福祉・教育・高齢者支援の現場に深く関わってこられた水ノ上先生からは、

    「これは本当に必要な取り組み。もっと多くの方に届いてほしい」

    との賛同のお言葉をいただきました。

    ■ 水ノ上 成彰(みずのうえ・しげあき)議員とは?

    堺市議会議員(西区選出)として通算22年在任。

    現・堺市議会 総務財政委員会 所属

    元・文教委員長/福祉関連の条例策定にも尽力

    地元住民にとって“親しみやすく行動力ある議員”として評価が高い

    特に高齢者福祉や障がい福祉に強く、

    独居高齢者の見守り

    認知症対策

    地域包括ケアの推進
    など、現場重視の政策提言で知られる存在です。

    私たちの活動にも「現場の声としてリアル」「行政だけでは届かない部分を補完する民間の意義がある」と明確に共感してくださいました。

    ■ プレゼンの内容(一部抜粋)

    堺市には現在、約22,000人の独居高齢者がいる(65歳以上)

    入院・施設入所時の“保証人がいない”問題が深刻

    家族がいない方は死後の葬儀・納骨・家財処理にも困っている

    行政だけではカバーしきれない“インフォーマルな支援”が求められている

    私たち「なごみ終活サポート」は、

    身元保証(入院・施設用)

    死後事務委任(希望者のみ)

    アプリ・LINE・相談会による伴走支援
    を民間の立場で、地域と連携しながら提供しています。

    ■ 本気で“地域を支える仕組み”を作っていく

    水ノ上議員からの賛同を得られたことは、私たちにとって大きな力となりました。

    「議員が応援している=信用できる」
    そう思っていただける方も多いと思います。

    でも、私たちは“応援されること”がゴールではありません。

    本気で、「一人でも安心して暮らせる堺市」を作る。これが、なごみ終活の使命です。

    今後も、行政・議員・社協・NPO・医療・介護・家族をつなぐ存在として、
    小さな現場から“本当に必要な支援”を一歩ずつ広げてまいります。

    ■ 最後に:堺市の皆さまへ

    「なごみ終活に終活を任せたい」
    そんなふうに思っていただけたら嬉しいです。

    ・活動はすべて可視化
    ・身元保証は書類だけじゃなく、実務で対応
    ・死後のことも、希望に合わせて柔軟に設計

    2025年11月には、福祉会館にて定期セミナーも開催予定。
    身近に頼れる人がいない方は、ぜひ一度ご相談ください。

    地域で、あなたと一緒に考えます。

  • 【活動報告】NPO LACおひとり様事業部定例会議 独居高齢者の社会問題にどう立ち向かうか?

    【活動報告】NPO LACおひとり様事業部定例会議 独居高齢者の社会問題にどう立ち向かうか?

    LAC(ライフアクティブクラブ)おひとり様事業部

    メンバーとしての活動報告です。

    堺市総合福祉会館を拠点とするNPO法人LACでは、2025年より新たに「おひとり様事業部」の事業を本格的にどうしていくかミーティングを及び、なごみ終活のプレゼンテーションを行いました。

    日本全国で問題化している“独居高齢者の孤立”に対し、地域から具体的なアクションを起こすことを目的とした取り組みです。

    その活動の一環として、私、中島恆太郎(なごみ終活代表)もLACメンバーとして参画し、知識提供やセミナー講師としての役割を担わせていただくことになりました。

    社会課題:「まだ知られていない“老後の不安”」

    実際に現場で感じるのは、

    「独居の方自身が“危機感を持っていない”という現実」
    です。

    “終活” “身元保証” “死後事務”という言葉すら知らない。
    自分が入院したり亡くなった後、誰が何をしてくれるのかを全くイメージできていない方が多くいます。

    私たちは、まずその「情報格差」から解消していく必要があると考え、

    ・セミナー

    ・勉強会

    ・日常の相談会

    などを通じて、啓発と伴走支援を行ってまいります。

    LAC × なごみ終活 × 北摂パートナーズの連携体制

    福祉会館という“営利活動が禁止された中立な場所”だからこそ、

    安心して来られる

    困った時に誰かがいる

    専門家が地域に常駐している

    というモデルを実現できると確信しています。

    現在は、毎週1〜2回の頻度で、

    私(なごみ終活代表)

    パートナー企業「北摂パートナーズ」(行政書士事務所)
    が福祉会館内に常駐し、
    「おひとり様の終活・老後不安・法的課題」について、無料で相談に応じています。

    今後の展開

    ・週1~2回、堺市福祉会館にて相談窓口設置。

    ・11月にセミナー開催予定!

    今秋(11月予定)、福祉会館にておひとり様向けの終活セミナーを開催予定です。
    テーマは、

    「家族がいなくても安心して老後を迎える方法」
    を予定しており、制度・支援体制・契約・記録など、実務面も含めてお伝えしていきます。

    詳細は決まり次第、こちらのブログやSNSで随時ご案内いたします。

    最後に

    NPOという立場だからこそ、商売ではなく「社会課題にどう向き合うか」が問われます。
    LACメンバー、なごみ終活代表として、地域に根差した“安心の仕組み”を一緒に育てていければと思います。

    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • 堺市 行政機関・公的団体 / 連携・協力団体

    主に以下の行政・公的機関での終活サービスの相談会、および協力団体と終活に関する活動を行っております。

    行政機関・公的団体

    堺市社会福祉協議会本部 ※フリースペースにて定期相談会実施

    堺市地域包括センター(南区)

    堺市健康福祉局 長寿支援課

    連携・協力団体

    一般社団法人 さかい介護施設連携促進協会

    特定非営利活動法人 LifeActiveClub

    医療・介護機関

    医療法人一亀会 松山クリニック

    障がい者グループホーム 楽都

    士業・専門家

    堺鳳法律事務所

    協力企業

    株式会社 十字堂

    ※順不同。敬称略。

  • 堺市 活動報告

    ■ 2025年5月

    ・第四金曜無料相談会チラシを堺市社会福祉協議会8区にて配架。

    ・堺市のぞみの会(堺市精神障がい者家族会)(会報誌にて無料相談会宣伝依頼)

    ・堺市全体の広報誌掲載を視野に記者クラブへ活動報告。

    ・堺市南区代表ショッピングモールさんぴあ正面入り口にてチラシ配置。

    ・堺市内のケアマネ向け終活勉強会開催。

    ・堺市事務所開設。電話受付・相談体制を強化。

    ・堺市商工会議所加入。

    ・福祉会館にてNPO LAC(ライフアクティブクラブ)会員として相談会開催準備開始。

    ・堺市の介護、福祉・葬儀・不動産など関連企業との連携強化の為、交流会参加。

    ・無料相談会開催。

    ■ 2025年4月

    ・社協チラシ配架。堺市西区議員や社協と面談。

  • 【活動報告】堺市で無料終活相談会を開催しました

    【活動報告】堺市で無料終活相談会を開催しました

    2025年5月23日(金)、堺市北区、さかそ内にて、月1回開催している「堺市高齢者 無料終活相談会」を実施しました。

    今回も数名の方にご来場いただき、身元保証や死後事務、介護施設選びについてのご相談が寄せられました。

    ご相談いただいた内容の一部をご紹介します

    「将来、入院や施設入居で保証人が必要になったらどうすれば?」
    ⇒身元保証サービスの仕組みと、行政・民間の違いをご案内しました。

    「親の認知症が進んできて不安。何から手をつければいいのか分からない」
    ⇒任意後見制度や日常見守りの方法を、具体例を交えてご説明しました。

    「死後の手続きって実際、誰がやってくれるの?」
    ⇒死後事務委任契約の内容と、親族がいない場合の対応方法をご紹介しました。

    今回のご相談者の声(一部抜粋)

    「インターネットで調べてもよく分からなかったので、こうやって直接聞けて本当によかったです」
    「こんなに丁寧に説明してもらえるなら、もっと早く来ればよかった」

    など、温かいご感想もいただいております。

    なごみ終活サポートとしての想い

    今回の相談会では、「将来の不安をどう備えるか」に真剣に向き合っている姿が印象的でした。

    誰にとっても「老後や死後」は他人事ではありません。

    私たちは、これからも堺市の高齢者やご家族の“もしも”を支える存在であり続けたいと考えています。

    次回開催のご案内

    日程:2025年6月27日(金)10:00〜16:00

    場所:堺市総合福祉会館(第2金曜日)

    相談は無料・予約不要(予約優先)です。

    ご予約はお問い合わせフォームもしくはお電話で承っております。

    お気軽にご来場ください。

  • 認知症対策は大丈夫?不安ないまだからこそ始めよう

    認知症対策は大丈夫?不安ないまだからこそ始めよう

    いまは大丈夫。でも、将来の自分に備えていますか?

    「まだ大丈夫」「うちは家族に認知症の人はいないから」と思っていませんか?
    確かに、認知症は誰もがすぐに直面するわけではありません。しかし、誰にでも起こりうる“身近な将来”のリスクであることを忘れてはなりません。

    2023年の厚生労働省の推計によると、日本における65歳以上の認知症の人の数は約600万人、高齢者の7人に1人が該当するとされています。さらに、2025年には730万人を超えると予測されています(※厚生労働省『認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)』)。

    年齢を重ねれば誰にでも起こり得る脳の変化。それが、日常生活に影響を及ぼす形で現れるのが「認知症」です。そうなる前に、自分自身と家族を守る備えができているでしょうか?

    認知症のサインは「ある日突然」ではない

    認知症はある日突然やってくると思われがちですが、実際には「発症前の段階(軽度認知障害/MCI)」が数年にわたって続くことが多いといわれています。この段階で気づき、生活習慣や環境を整えることで進行を遅らせたり、予防につなげたりすることも可能です。

    たとえば次のような小さな変化が見られた場合、それは注意のサインかもしれません。

    ・今まで使いこなしていたスマホや家電が急に使えなくなる

    ・同じ話を短時間で何度も繰り返す

    ・財布や鍵の置き忘れが増える

    ・運転中に道に迷うことが増えた

    ・怒りっぽくなる、急に無気力になる

    これらは老化による単なる物忘れと区別がつきにくいこともありますが、「生活に支障をきたしているかどうか」が判断のポイントです。

    できることは意外とたくさんある

    認知症対策は、医療だけに頼るものではありません。予防・早期発見・進行抑制の三本柱で考えることが大切です。

    ■日常生活の工夫

    運動習慣:週3回以上のウォーキングや軽運動は、脳の血流を促し、認知症リスクを下げることが報告されています。

    食事の見直し:地中海式食事法(野菜・魚・オリーブオイル中心)や、減塩・減糖の意識も大切。

    知的刺激:読書・書き物・人との会話・パズルや囲碁・麻雀など、脳を使う活動が推奨されています。

    社会参加:地域の活動に参加したり、趣味のサークルに加わることは孤立の予防につながります。

    ■医学的対策

    定期的な認知機能チェック:年1回の認知症スクリーニング検査を受ける習慣も有効です。

    かかりつけ医との連携:かかりつけ医がいれば、初期症状への対応もスムーズです。

    「備える人」が、自分と周りを守る

    認知症は避けられない運命ではありません。早めに生活を整え、小さな変化に気づく力を育てることこそが、未来の自分への最大のプレゼントです。

    不安がない「いま」だからこそ、冷静に情報を集め、準備を始める好機です。
    何歳であっても、遅すぎることはありません。
    あなたの「これから」を守るために、今日からできる一歩を踏み出してみましょう。

  • 【大阪府堺市】高齢単身者の支援はどこに相談すべき?

    【大阪府堺市】高齢単身者の支援はどこに相談すべき?

    ※この記事は堺市にお住まいの高齢単身者とそのご家族に向けた情報です。

    高齢単身者が増える堺市、その背景と現実

    堺市の調査(堺市高齢者実態調査2023)によると、65歳以上の高齢者のうち34.7%がひとり暮らしです。
    その理由として、次のような社会背景があります:

    • 結婚しないまま高齢期に入る人の増加
    • 離婚・死別による単身世帯の拡大
    • 子ども世帯との別居が一般化

    堺市は大阪府内でも高齢化率が高く、地域からの孤立や、緊急時の支援の遅れが懸念されています。

    ひとりだからこそ「備え」が重要です

    たとえば以下のような事態は、誰にでも起こり得ます:

    • 急な入院や認知症の進行で判断力が低下
    • 災害時に支援が届かない
    • 死後の手続きがわからず、周囲が困る

    こうした事態を防ぐには、日頃からの備えと相談先の確保が欠かせません。

    堺市で頼れる公的窓口

    まずは、堺市が提供している公的な支援窓口を確認しましょう。

    窓口名主な支援内容場所・連絡先
    地域包括支援センター介護・福祉相談、見守り支援、虐待防止など市内に21か所設置
    堺市社会福祉協議会金銭的支援、相談、地域のつながり支援各区に拠点あり
    民生委員・福祉委員地域の相談役、安否確認や声かけ支援担当地域ごとに配置
    長寿支援課(堺市役所)高齢者向け制度案内・生活支援TEL: 072-228-7174

    POINT:まずは最寄りの地域包括支援センターへ連絡してみましょう。
    予約不要で、電話相談も可能です。

    民間サービスを活用するという選択肢も

    「行政の支援だけでは不安」「家族に頼れない」と感じる方も少なくありません。
    そんなときには、民間の終活サポートサービスの利用も視野に入れてみてください。

    なごみ終活サポートが提供するサービス(一例)

    サービス名内容
    見守りLINELINEで定期的に安否確認
    緊急時の連絡体制ご家族・医療機関・行政への迅速な連絡
    任意後見契約サポート判断能力低下前に代理人を選定する法的手続き支援
    死後事務委任契約死亡後の各種手続き(葬儀・役所・金融機関など)を代行
    LINEでの気軽な相談受付スマホが使える方には非対面相談も可能
    各種セミナー案内定期開催の無料終活セミナー(堺市内会場)

    💡「まだ元気だから」と後回しにしてしまうと、いざという時に動けない可能性も。
    「元気なうちに準備を進める」ことが、周囲に迷惑をかけない最善の方法です。

    高齢単身者がまず行うべき「3つの備え」

    1. 相談窓口にアクセスしておく

    → 地域包括支援センターや福祉協議会など、公的支援の存在を「知っておく」ことが第一歩。

    2. 任意後見や死後事務など法的準備

    → 判断能力があるうちに、将来の代理人や死後の希望を契約で明確に。

    3. 民間の生活支援サービスを活用

    → 「見守り」「保証人」「連絡先の確保」など、家族代わりの存在を持っておく。

    一人でも、安心して老後を迎えるために

    高齢期を一人で生きることは、決して不安や孤独だけではありません。
    正しい知識と支援のつながりがあれば、誰もが自分らしく、安心して老後を過ごすことができます。

    「まだ元気だから」ではなく、「元気なうちだからこそ」備えておくことが、未来の自分を守る最大の手段です。

    小さな一歩が、将来の大きな安心につながります。
    まずは、気軽に相談できる窓口や支援サービスに目を向けてみてください。

  • 【活動報告】ケアマネジャー様向け終活勉強会を開催いたしました。【堺市】

    【活動報告】ケアマネジャー様向け終活勉強会を開催いたしました。【堺市】

    ■ はじめに


    2025年5月16日、堺市内で開催したケアマネ向けセミナーで、多くの質問及び意見交換を行わせて頂きました。

    会場は、毎月開催の無料相談会と同会場、

    「ライフハーモニー介護スクール様」の会場を使用させて頂きました。


    この記事では、現場のリアルな疑問とそれに対する実務的な答えを、終活支援の視点、ケアマネ支店から分かりやすく解説します。

    ■ Q1. 緊急搬送時にケアマネは同乗するの?(ケアマネジャーへの質問)

    A:原則として同乗はしません。
    介護保険制度上、ケアマネは「調整役」であり、医療搬送の責任は担いません。
    ただし、利用者が“おひとりさま”で搬送先に連絡できる家族がいない場合、緊急連絡先として行政や支援団体に連携が求められるケースも。

    → 【なごみ終活】では、見守り・緊急時対応のサポート体制あり

    ■ Q2. 死亡届は誰が出せる?「親族の範囲」とは?

    A:配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹が原則。
    民法では「三親等内の親族」が一般的な範囲とされ、実務上は同居人や後見人が提出することもあります。

    ただし、正確性が求められるため、書類の不備や提出者の資格が問われることも。

    ※孤独死などで身元が不明だったり、身寄りがないと思われる場合、警察は最大で6親等(六親等内の血族および配偶者の三親等内の姻族)までを調査・照会して、連絡先となる親族を探します

    → 【なごみ終活】では、死後事務委任契約により提出代行まで可能です。

    ■ Q3. おひとりさまにどうアプローチすればいい?

    A:不安や孤立感に寄り添う“きっかけ”づくりが重要です。
    • 「保証人がいなくて施設に入れない」
    • 「自分の死後の手続きが不安」
    といった不安を“見える化”してあげることで、自発的な相談に繋がります。

    → 無料チェックシートや「エンディングノート勉強会」は有効。

    ■ Q4. 介護相談や申請が来たらケアマネに繋ぐ?

    A:原則はケアマネへ。ただし“誰に聞けばいいか分からない”層への橋渡しが重要。
    「まだ要介護認定前」「身寄りなし」など、制度の谷間にいる高齢者にとって、最初の相談相手が“終活窓口”であることも増えています。

    → なごみ終活では、社協・ケアマネ・行政と連携し、橋渡し役も担っています。

    ■ まとめ|堺市の高齢者支援は“支える輪”がカギ

    今回のセミナーを通じて、現場で日々支えているケアマネの皆様が感じるリアルな課題を共有いただけたことは大きな一歩でした。
    制度ではカバーしきれない部分を、地域と民間がどう支えるか――。
    「おひとりさまでも安心して生き切れる社会」をつくるために、なごみ終活はこれからも支援を続けます。

    今回参加頂きましたケアマネの皆様には感謝を込めてプリンを提供させて頂きました。